恋は雨上がりのように59話のネタバレ感想と考察。あきらがまたまた近藤に迫る。

恋は雨上がりのように59話 あきら
スポンサーリンク

第59話
恋は雨上がりのように59話 あきらと近藤

あきらが近藤にぐっと迫る。久しぶりのあきらの積極的で情熱的なアプローチ。あきらへの好意を自覚した近藤はぐらぐらに揺れる。

58話のあらすじをおさらい

恋は雨上がりのように58話 ためらいメール
橘あきらへの自分の恋愛感情に気付き、一体どうすれば良いのか悩み続け、ついに不眠になってしまった近藤店長。

近藤は、あきらからの業務に関する質問さえもロクに答えられない状態で事務所兼休憩室に戻る。

自分のデスクのPCで不眠の解消方法を検索しようとしているところを休憩に入ったタイミングの加瀬に見られる。

不眠であることがバレ、年のためなのかと愚痴る近藤。

加瀬は自分の知る不眠の解消方法を教えるが、一番は悩みを解決すること、例えば恋わずらいなどは特に、と言う。
図星を突かれた近藤は不自然に笑ってごまかす。

その夜、加瀬に教えてもらった不眠解消方法を試して目を閉じていると、微笑みをたたえて映画デートをした時の恰好のあきらが枕元に立つ夢を見る。

翌日、近藤は、気分を変える為に公園にちひろを呼び出す。

ちょうど気分転換したかったちひろの提案でパチンコに行くも負け。

しかし近藤は街を歩いている時もどこか心が別のところにあるような様子で携帯をチェックして、誰かから連絡を待っているのかというちひろに何でもないと答えるのだった。

ハンバーガー屋に入るもやはり携帯をチェックするその様子に業を煮やしたちひろは近藤から携帯を奪う。

画面には題名は「近藤です」、宛先は「橘あきら」、本文は空のためらいのあとが見られるようなメール作成画面。

近藤は、とっさに宛先は男性社員のものだと言うも、ちひろにあれよあれよと尋問され女性であることがバレてしまう。

学生時代のようだと盛り上がるちひろ。そうだねと落ち込む近藤。


スポンサーリンク




58話の詳細は以下をクリックしてくださいね。

恋は雨上がりのように58話のネタバレ感想と考察。近藤が恋の病で不眠症(笑)。
第58話あきらへの恋心を自覚した近藤は不眠症に。ちひろとの気分転換であきらの存在が……。前回57話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。近藤の不眠症の理由は「本...

59話

あきらに戸惑う近藤

「あれ~~~?」

パソコン操作をしている近藤。
ファイルを保存する操作を行っているのに保存できない。

「PCに空きがないんじゃないスか?」

傍らから加瀬がアドバイスする。

古いファイルと捨てて容量をあければ良い、と加瀬がどんどんファイルを選択していく。
「捨てる、と。」と本当に捨てようとする。

「あ”---ちょっとまって!!」

「大事なファイルかもしれなからちょっとまって!」

あ、そうすか、と動じない加瀬。

「だいたいPCが古いのよ。」久保が言う。

「おつかれさまです。」あきらが出勤する。

「おつかれー。」加瀬が挨拶するその後ろで、PC画面支えるようにしている近藤があきらと目を合わせる。

じっと落ち着いた視線で近藤を見るあきら。なんだか意味ありげなアイコンタクト。そして間。
恋は雨上がりのように59話 あきらと近藤
「あ、勇斗迎えに行ってくる…!」席を立つ近藤。

「今日は勇斗くんの日だったのね~~」久保が言う。

「教えてよ」

時間経過。

「5分休憩行ってきます。」ユイに断って、飲み物片手に事務所に行くあきら。

事務所のドアを開けると勇斗がイスに座りテーブルにノートを広げていた。

勇斗の鼻に絆創膏が貼ってある。

勇斗とあきらの目が合う。
恋は雨上がりのように59話 あきらと勇斗
「勇斗くん その顔どうしたの?」飲み物をテーブルに置いてイスに腰かけるあきら。

「体育で転んだの。」

「何したの?」

デスクでカタカタとキーボード入力をしている近藤。

「りくじょー。」

「陸上…」勇斗の言葉を復唱するあきら。
恋は雨上がりのように59話 近藤
「……」二人の話に耳を傾けている近藤。

暫く黙った後、「速い?」と勇斗があきらにシンプルに問いかける。

「え?」

「足。」

「……うん…」

「まぁまぁ…」

「……」カタカタとキーボードを打つ近藤。

「どーすればさー」
両手を後頭部で組んで体を逸らす勇斗。
「速く走れんのかなー」

「んー…」カップを口に傾けるあきら。

まぁ、答え辛いわな。

あきらの性格確なら、適当な事は答えなさそう。

俺だったらとりあえず肉を食え、とか言っちゃうかも。

「教えてよ。」自然にあきらに頼む勇斗。
恋は雨上がりのように59話 あきらと勇斗
「えっ。」

「勇斗!」勢いよく近藤が振り向く。
「そんなこと急に頼んだら迷惑だろ!」険しい顔で手を振る近藤。
「橘さんムシしていいから!」

無表情で何か考えているあきら。

「別にあたしはかまいませんけど。」

「コツとかはわかんないけど、どこが良くないかはアドバイスできるかも。」口元に笑みを浮かべて答えるあきら。

「やったー!」無邪気に喜ぶ勇斗。
恋は雨上がりのように59話 あきらと勇斗
「次の休憩の時にね。」フロアに戻るあきら。

「うん!」明るい表情で返事する勇斗。

ドアが閉まる。近藤は若干険しい表情を浮かべて勇斗を見ている。

「迷惑じゃないって。」勇斗は笑顔で近藤を見る。

「……」何も言えない近藤。

近藤が勇斗に仕込んだのかと思ってた汚れた自分を殺したい(笑)。

勇斗に教えを請わせてあきらとの接触の機会を増やそうとしていたのかも、なんてこのマンガを読む資格はありません……。
すみません……。


スポンサーリンク




あきらが近藤に迫る

近藤がフロアに戻って働く。

(走るのを教えることは、橘さんにとってストレスにならないのだろうか…)

(あの子はたしか…)はるかとあきらがガーデンでやりとりしていた光景を思い出す近藤。

(それに、)

「休憩行ってきます。」久保に断って事務所に向かうあきら。

(橘さんとつながりを持つことは、)

近藤が、事務所に向かうあきらの後ろ姿を目で追う。

(今の自分にはよくない気がする…)

事務所のドアの前にいる近藤。
(勇斗の様子を見るだけだ…)

(ほらな。)
恋は雨上がりのように59話 近藤
(こうして理由をつけて関わりを断てないようしむけてしまう。)

もうあきらに惚れていることを自覚しているんだからしょうがないと思う。

本心ではあきらに近づきたいんだな。

外へのドアを開く近藤。

上着を羽織ったあきらがしゃがんでいる。
恋は雨上がりのように59話 あきらと近藤
近藤の顔を見るあきら。

「あ…」近藤は次の言葉に詰まる。
「や、やってる?」って居酒屋じゃないんだから…と自己ツっこみする近藤。

駐車場で勇斗が走っている。

「勇斗くんのみこみ早いですよ。」笑顔で話すあきら。
「小4くらいならまだ型が固まってないし、修正もしやすいので。」

勇斗が走っている。

「今、正しいフォームを身につけたら、今よりもっと速くなりますよ。」

「へ――――…」感心した様子の近藤。
「容量の空きがあるんだな。」

「容量?」あきらが近藤に問う。

煙草を取り出す近藤。

「子供は経験が少ない分、インプットできるスペースがたくさんあるんだよ。」
「大人になるとデータも増えて、インプットもアウトプットもひと苦労。」ライターで煙草に火を点ける。
恋は雨上がりのように59話 近藤
(いっぱい いっぱいさ…)

鼻から煙を出す近藤。

容量うんぬんは加瀬とのやりとりで意識したPCのデータの話。

「ないんですか?」しゃがんでいるあきらが近藤に問いかける。

「大人になると新しいデータを入れる場所。」

「ないんですか?」

何もかも見通しそうな透き通ったあきらの目が近藤を捉える。

「あ…そう、ない、ね…」
戸惑いを隠せない様子の近藤。
「うん、ないんだ……」

「入れたくても…」そこまで喋って、あきらに視線を移す。

あきらはしゃがんだまま、じっと近藤を見ている。
恋は雨上がりのように59話 あきら
突然、すっ、と立ち上がるあきら。

ビクッとなる近藤。
恋は雨上がりのように59話 あきらと近藤
「本当は入れたいんですか?」

「え…?」

「新しい…」近藤に近づくあきら。

「データを…」

今度の持っている煙草から大量の灰がぼとりと落ちる。
恋は雨上がりのように59話 近藤とあきら
「あ…」
頬が赤くなって、のけ反っている近藤。
「やっ」
恋は雨上がりのように59話 近藤
「その…」
あきらの真っ直ぐに近藤を見据える目。頬はいくらか上気している。
「えッ…」
恋は雨上がりのように59話 あきら

近藤、あきらへの好意を自覚してから、あきらに迫られてかつてないくらいぐらぐらに揺れててワロタ。

あと、あきらがまだ近藤の事を好きでよかったと思ってしまう。

そのくらい、最近の展開はあきらの店長に対する目に見える好意が足りなかったように思っていたので安心した。

近藤があきらに対する好意を自覚したからちょっとしたきっかけでくっつきそうな感じがする。

「USBメモリ?」手の中のUSBメモリを見ている近藤。

「とりあえず応急処置で。」
加瀬が近藤に教える。
「これにいくつかファイル移して容量の空きつくったらどうスか。」

「あとは外付けHDDとか、まぁ色々やりようはありますよ。古いPCでも。」

近藤はPCの画面を見る。

「ありがとう。」

加瀬に礼を言い、新規フォルダを作成する近藤。

なんか、

「本当は入れたいんですか?」

「え…?」

「新しい…」近藤に近づくあきら。

「データを…」

ここのあきらがエロチックに感じてしまうんだけど……。

セクシーさはあきらの魅力だと思う。

古いPCは近藤のメタファーか。

新しいデータであるあきらを入れる余地は近藤の内には既にあるだろう。

あとは了承するか否かだと思う。

データ移動しますか?

はい(Y) / いいえ(N)

みたいなものか。

あきらの気持ちが、以前の赤く、激しく燃える炎のように目立つ状態だったのに、今は青く燃える炎のように静かで、しかしより熱いものになっているのに安心した。

最近の展開だとあきらの気持ちが以前より落ち着いてしまったんじゃないかと思っていたからほっとした。

実際の恋愛は、個人にもよるけど、好意を示したにもかかわらずそれをはぐらかされたりしている間に気持ちが冷めていくという事例は結構あると思う。

相手が熱くなっている内にこちらも相応の態度を示してあげて相手の気持ちを受け止めることが恋愛を成就させるポイントだと思うんだな。

まぁ、偉そうに言っといて、自分にそんな機会は無いわけだが……。

以上、恋は雨上がりのように59話のネタバレ感想と考察でした。

恋は雨上がりのように60話のネタバレ感想と考察の詳細は以下をクリック。

恋は雨上がりのように60話のネタバレ感想と考察。
第60話59話のあらすじをおさらいPC上でファイルを保存しようとしているのに保存出きずに困る近藤。PCの容量が無いためだと加瀬がPCを操作し、いらないと判断したファイ...

スポンサーリンク




59話以降の予想

近藤が橘あきらの存在を知ったちひろに素直に相談する展開があると予想。

あきらが17歳であること、自分は彼女のことが気になっているが、しかし元々は彼女の方が近藤に対して好意を示してくれていること。

それを聞いてただただ驚くちひろはこれからどうするのか近藤に問う。

近藤も好意を示して付き合うとなると社会の目と戦うことになる。
では、大人の良識を以ってあきらには付き合えないとはっきり言うのか?
既にあきらに対して抱いた好意を容易く忘れられるのか?

近藤と真剣に問答をするのではないか。

小説家として少し世の中の常識とは外れたところにいるちひろは近藤の心強い味方になってくれるはず。
むしろ創作意欲が湧くと冗談交じりに、積極的にちょっかいを出すかもしれない。

かたや、あきらはまだ近藤への好意は保ちつつも、はるかからの陸上部への復帰の強い誘いを受け、陸上部への復帰に揺れているのではないか。

後輩がガーデンに来店した出来事のあと、ユイにガーデンを辞めたいかどうかを問われた際に辞めたくないと言ったが、浮かない顔をしていたあきら。

あきら

57話より)

57話を確認すればユイとの会話の流れが切れたあとのこの表情にあきらの内面に変化が感じ取れる。

恋は雨上がりのように57話のネタバレ感想と考察。はるかがついにあきらに気持ちを...
第57話はるかの偽りのない気持ちがあきらに伝えられる。前回56話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。あきらに気を遣うはるか風見沢高校。雨が降っている。学生で...

ひょっとしたら潮時を感じていたのかもしれない。

そしてそこにはるかからの陸上部への誘い。

あきらがガーデンで働く主な動機は、近藤に会いたいのと、陸上を忘れたい為だろう。

しかしはるかの説得によって陸上への想いが復活していた場合、動機の一つはなくなる。
陸上へ復帰するとなると当然ガーデンで働けなくなる。
近藤との関係はほぼ携帯上の通信のみとなり、距離は遠くなる。

現時点で近藤との恋は近藤があきらへの気持ちを自覚したので前進しつつある。

しかしあきらが陸上に戻ることをきっかけに近藤があきらとの恋愛から退く可能性はある。

この漫画の持つ空気感から深刻な展開はあまり考えられないし考えたくないが、45歳と17歳の恋愛は茨の道である。

二人の幸せを願うがそれが実現されるかどうかは微妙に感じてしまう……。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA