恋は雨上がりのように2話のネタバレ感想と考察。近藤の家族関係を知るあきら。

恋は雨上がりのように2話 橘あきらと勇斗
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第2話
恋は雨上がりのように2話 橘あきらと勇斗

1話のおさらい

恋は雨上がりのように1話のネタバレ感想と考察。主人公あきらの秘めた想い。
第1話教室で目覚める本日の降水確率は10%。雨の心配はありません。夜まで晴れ間が広がるでしょう。おそらく朝のニュース。晴れた日。学校の教室の窓際の席に突っ伏した...
1話の詳細はこちらをクリック。

近藤店長の朝

物が床に散乱し、ベッドの上で寝ている近藤。

目覚まし時計が鳴り響く。
恋は雨上がりのように2話 近藤正己
寝たまま手だけ伸ばして枕元で鳴っている時計を止めようとしていると時計を自分の顔に落としてしまう。

茫然とする近藤。鳴り響く時計。

歯磨きしながら床に積んでいる衣類の山から靴下を拾い、においを確かめる。

「まだいけるな…」
恋は雨上がりのように2話 近藤正己

まだいけるな、じゃねーよ(笑)。でも実際やる人はそこそこいるだろうなぁ。

男の一人暮らし何てこんなもんだ。

携帯が鳴る。

「もひもひ。」歯磨きの途中なので発音がおかしい。

「ろーひた?(どーした?)」

「あ、いやすまん。今歯ァ磨いてて…」

え? と驚く近藤。

今日だったか? どうでもいいなんて思ってない、と何やら言い訳している様子の近藤。

「大丈夫…途中で抜けて迎えに行くよ…」

電話を切ると、洗面台で、鏡に映った自分の顔をジッと見てから歯磨きしたものを吐き出す。

一体誰と話しているのか。

ガーデンにて

場面転換。ファミレスガーデン。

「すみません」若い男性客にに頭を下げている近藤。
「大変申し訳ございません!」

客から解放され、キッチン前に戻る近藤。

立っている久保に事務所にいるから何かあったら呼んでと伝え、コーヒーを入れてくれるように頼む。
恋は雨上がりのように2話 近藤正己と久保
「ハ―――――――――イ…」
恋は雨上がりのように2話 久保
言外に「自分で入れろよ」という意味を含ませた返事をする久保。

「あ…や、いいや、うん。自分でやる。ごめんね!」頭をかきながら訂正する近藤。

これ巧い。久保さんみたいな反応するおばさんいそう。

事務所兼休憩室で、近藤は自ら入れたコーヒーをすする。

(キッチンあと一人増えればなぁ…)

時計を見ると、16時半を少し過ぎている。

「げ、もうこんな時間!」

キッチン前の久保に何度も謝る近藤。

「今から行くよ。ごめんな。」

携帯電話で相手に謝りながら車に乗ってどこかに行く近藤。
恋は雨上がりのように2話 近藤正己

目覚めの後の電話の相手と同じ?


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事務所にいた男の子

時間経過。制服姿のあきらがガーデンに出勤する。

「お疲れ様です。」
恋は雨上がりのように2話 橘あきら
事務所兼休憩室のドアを開けて入室するとそこには見慣れない子供がいる。

テーブルに向かって何やらペンを走らせている。

「?」男の子を見て不思議そうな様子のあきら。
恋は雨上がりのように2話 橘あきらと勇斗
フロアに出て久保に男の子に関して質問すると店長の子供だと言う。
恋は雨上がりのように2話 久保
ショックのあまり水の入ったコップの乗ったトレイを落とすあきら。
恋は雨上がりのように2話 橘あきら
フロアで注文を取っていた近藤はビクッとして、すぐに客に一言失礼しましたと断りを入れる。

大丈夫? とキッチンに顔を出す近藤。

「……大丈夫です。」

床の掃除をしていたあきらは、睨むような目で近藤を見ながら答える。
恋は雨上がりのように2話 橘あきら

あきらショック受けてる。そりゃ惚れた相手が結婚してるのはショックだよなぁ。

こういう反応をするんだな。

時間経過。

あきらは事務所兼休憩室で男の子、勇斗のはす向かいでサンドイッチを食べている。

デスクでパソコン作業をしている近藤の後姿を見つめる。

(結婚…してたんだ)

もくもくサンドイッチを食べるあきら。
恋は雨上がりのように2話 橘あきら
頭をかく近藤。

扉が開き、店長が呼ばれる。

加瀬に呼ばれてるね。

今行く、と出て行く近藤。
去り際に息子がうっとおしくてごめんと笑顔で謝り、勇斗の頭をポンと撫でる

「いえ…」

あきらは近藤を見上げる。

近藤が出て行くと勇斗はおもむろにリコーダーを取り出し大きな音で吹く。
恋は雨上がりのように2話 橘あきらと勇斗
「……」

サンドイッチを持ったまま言葉を失うあきら。

「こら! 勇斗!」近藤がドアを勢いよく開けて勇斗に注意する。
「フロアに響くでしょ!!」
恋は雨上がりのように2話 近藤正己と勇斗
「だって明日フエのテストなんだもん!」

「いけません。」近藤は威圧するように勇斗に言い残して再びフロアに戻る。

あきらと勇斗の間に沈黙が流れる。しかし再びリコーダーを吹こうと息を吸う勇斗。

あきらはそれを素早く手で制する。

「ダメ。」

睨みつけるようにして言うあきらに勇斗がビビる。
恋は雨上がりのように2話 橘あきらと勇斗

あきら怖いよ。本人は脅してるつもりはないんだろうけど(笑)。


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勇斗にリコーダーを教えるあきら

時間経過。

「おい勇斗――」事務所兼休憩室のドアを、メニューを片手に持っている近藤が開く。
「お前、晩メシ何食う…」

事務所には誰もいない。
恋は雨上がりのように2話 近藤正己
「あれ?」おかしいと思った近藤の耳に、事務所の外から音楽が聞こえてくる。

あきらが、じっと見つめる勇斗の前でリコーダーを吹いている
恋は雨上がりのように2話 橘あきらと勇斗
あきらはアドバイスをして勇斗にリコーダーを渡す。

勇斗がリコーダーを吹いている横顔を見ているあきら。

(目もと…似てるかも…)

あきらは勇斗に近藤の面影を見出す。

(……)物思いに耽るような様子で地面を見つめるあきら。
(あーあ。)

好きな相手のことばかり考えているからこんなことを思うんだろう。
よほど好きなんだね。

今までで一番うまく吹けた、と喜びの表情を見せる勇斗。

「よかったね。」笑顔で答えるあきら。

ドアを開ける近藤。あきらが勇斗に向けて満面の笑みを向けているのを見て意外に思う。
恋は雨上がりのように2話 橘あきらと近藤正己
近藤に見られていることに気づき、あきらはすぐにいつもの乏しい表情に戻る。

「あっお父さん!」勇斗が近藤に気づく。
恋は雨上がりのように2話 橘あきらと勇斗
(あら?)あきらの表情の変化にショックを受けながらも勇斗に声をかける近藤。
「ハハ…上達したな勇斗。」

あきらの反応は反射的なもので、あきらにとってはテレ隠しのつもりだろう。

心を寄せる相手の前で自然体でいられる人は少ない。

そのおかげで近藤に誤解されまくっているのはあきらが可哀想。

晩飯どうする?という近藤にお父さんと一緒に食べるという勇斗。
近藤は、まだ仕事があるから、と謝る。

あきらがスクッと立ち上がる。

「悪かったね。子守してもらっちゃって…」
ごめんね、という近藤。

ど・れ・に・し・よ・う・か・な、とメニュー片手に唱える勇斗。

近藤に振り向くあきら。

「そんなに謝らなくても大丈夫です。」
恋は雨上がりのように2話 橘あきら
言葉を返すことすらせず立っている近藤はあきらがフロアに出て、ドアが閉まるのを見ている。

「あのお姉ちゃんさ――」勇斗が近藤に話しかける。
「やさしーのか怖いのかよくわかんないね。」
恋は雨上がりのように2話 勇斗
勇斗を見る近藤。

「…そうだな。」ふざけた勇斗に蹴られる近藤。

やさしいのがあきらの本来の性格なのが読者の立場ならば良く分かる。

あきらには幸せになってもらいたい。

衝撃の事実

残飯の処理をしているあきら。

やっとすいてきた、とあきらに話しかける久保。

「それにしても本当情けないわよね~~」

え? というあきらに久保は店長のことだと言う。

(店長…)

「45サイ、万年店長、」

「おまけにバツイチ。」

あきらの目が大きく開く。
恋は雨上がりのように2話 橘あきら
「え…」驚きの表情を浮かべるあきら。

離婚してました。ってことは結婚できる。もし付き合えたらその先だって見える。

その背中に近藤からハンバークセットの注文が入る。

勢いよく振り返るあきら。

「ん?」あきらにドキとする近藤。

顔を赤らめて、近藤をじっと見つめながらぎゅっと拳を握るあきら。
恋は雨上がりのように2話 橘あきらと近藤正己
(いや、本当わかんねぇな。)
近藤は、なぐられんのか、とあきらの気持ちをとことん読み違える。

辺りには、チャイムとそれに反応する店員の声が響いていた。

拳を握るあきらの表情がかわいい。

しかし、よかったね、と言ってもいいものなのか。相手は45歳だぞ。

あきらと近藤の幸せを願うばかり。

以上、恋は雨上がりのように2話のネタバレ感想と考察でした。

恋は雨上がりのように3話のネタバレ感想と考察の詳細は以下をクリックしてくださいね。

恋は雨上がりのように3話のネタバレ感想と考察。店長が脱いだYシャツを嗅ぐあきら。
第3話2話のおさらい2話の詳細はこちらをクリック。学生食堂にて学生食堂で、ピラフをスプーンであー、と口に運ぶあきら。「あきらー、ここ空いてる?」ピラフを口に入れ...

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