恋は雨上がりのように30話のネタバレ感想と考察。あきらとはるかの関係が……。

恋は雨上がりのように30話 あきらと喜屋武兄妹
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第30話
恋は雨上がりのように30話 あきらとはるか

あきらと一緒に夏祭りを楽しむはるか。途中、あきらがはるかにことわって駆け寄っていったのははるかにとっては見知らぬおじさんの近藤。一体誰なのか。こころに疑念が生じる。

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恋は雨上がりのように29話のネタバレ感想と考察。あきらが夏祭りに誘ったのは……。
第29話前回27話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。メニューの更新で夏の終わりを実感するあきら。最寄りの駅で夏祭りがあることを知ったあきらはある人物を祭り...

夏祭りを楽しむあきらたち

屋台のある通りを歩くあきらたち。

それぞれ祭りを満喫する。
恋は雨上がりのように30話 あきらと喜屋武兄妹

通りで足を止めて会話するあきらたち。

「翔ちゃん久しぶりだね。背すごい伸びたんじゃない?」

たこ焼きを食べている翔太。

双子に浴衣の裾に気を付けて、と注意しているはるか。

「こないだ横浜駅であきらちゃんのこと見かけたよ」翔太があきらに言う。
「友達といたから声かけなかったけど。」

「え、そうだったの?」何でもない様子で言葉を続ける。
「気にしないで声かけてくれれば良かったのに」

双子が翔太にたこ焼きをせがんでいる。

はるかは目を伏せ、黙ってあきらと翔太の会話を聞いていた。

はるかはあきらから疎外感を感じていたのだろう。
それは長い付き合いで、普段から学校で顔を合わせているはるかじゃないと気づかないほどの僅かな。

双子が揃ってトイレをせがむ。翔太が連れて行くと言い、はるかにその代わりと500円を要求する。

「…ったく調子いいんだから…」3人を見送るはるか。その様子を笑顔で見ているあきら。

ヨーヨー釣りをしようとしているあきらにはるかも続く。

一緒に楽しむ二人。
恋は雨上がりのように30話 あきらとはるか

ヨーヨーをつくはるか。

釣り紐が年々短くなってない? とはるかはあきらに同意を求める。

あはは、と笑ってあっち行って休もうと言うあきら。

「あきら、」はるかがあらたまった調子であきらに呼びかける。

「今日はありがとう。誘ってくれて…」笑顔でお礼を言うはるか。
恋は雨上がりのように30話 はるか

「部活行かなくなってから遊ぶのはじめてだよね。」あきらははるかから目線を外す。

「予選大会、結局誰も通過できなかったよ…」
はるかは頭に手を当ててムリヤリ笑顔をつくる。
「情けないよね――――っっ!!」
「石井もくやしがってさ――――っっ!!」

あきらは少しの沈黙のあと「そんなことないよ」と目を伏せて答える。

(追い出し会の事…聞いてみようかな…)

目を伏せて少しの間の後。

「あ、あのさっ…」はるかがあきらの方を向いて切り出そうとする。
恋は雨上がりのように30話 あきら
しかしあきらが顔を紅潮させて見ているものが何か気になり、はるかはあきらの見ている先を見る。
恋は雨上がりのように30話 あきらとはるか

そこには近藤と勇斗の姿。
恋は雨上がりのように30話 近藤と勇斗

はるかは、あきらが一体何を見ているのかが分からない。

「ちょっとごめん!」駆け出すあきら。

突然のことに、はるかは「あ、」と言うのが精いっぱい。

あきらははるかにとっては知らない子連れのおじさんでしかない近藤に話しかけていた。

(誰だろう。あきらのお父さんじゃ無いし…)はるかはその場であきらと近藤の会話する様子を見ている。
恋は雨上がりのように30話 はるか

あきらが近藤と笑っている。
恋は雨上がりのように30話 あきらと近藤

あきらの幸せそうな表情を遠くからじっと見ているはるか。

はるかにとっては違和感でいっぱいの瞬間だろうな。


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もう元には戻れない。

あきらが近藤に一礼し、はるかの元に戻って来る。

「ごめん! バイト先の店長!」あきらが説明する。

「店長…」
あきらの表情を見ているはるか。
「あきら…」

「今の人の事、好きなの?」はるかが単刀直入にズバッと聞く。

一瞬止まって、え…と頬を紅潮させて驚くあきら。

そのあきらの様子を見て本当に近藤に惚れていることを知ったはるか。

さすが長い付き合いの親友。一発で見抜いた。

離れていく近藤をはるかは急いで目で追う。
恋は雨上がりのように30話 あきらとはるかが近藤を見てる

「うそでしょ!? 超おじさんじゃん!!」はるかの的確な表現にあきらは、う”、となってしまいぐうの音もでない。
「てゆーか一緒にいる男の子って…!?」

あきらは目を伏せ、頬を紅潮させてわずかに沈黙したあと「もういいじゃん! 翔ちゃんたち捜しに行こ!」とその場をあとにしようとする。

誤魔化そうとしてるけど手遅れ。

「あきら…」

はるかがあきらを呼び止める。振り向くあきら。

「あきら最近なんにも話してくれないよね…」

「何考えてんのかわかんないよ。」
恋は雨上がりのように30話 はるか

あきらがはるかの前に移動する。

「はるかだって聞いてこないじゃん。」冷静なあきら。

「聞けるわけないじゃん!!」叫ぶように言うはるか。
「声かけてよとか聞いてこないとか、口ではそう言うけど…」

おまたへーと翔太がのんきな様子で双子と帰って来る。
あきらとはるかのただならぬ様子に、あれ、と違和感を覚える。

「声かけるなって、何も聞くなって、あきらがそーいう空気出してるんじゃん!!」

「お、おい…」止めようとする翔太。

その様子を見て双子の一人が泣く。それが伝染するようにもう一人も泣く。

双子が一気に泣いてしまったことに、翔太は、げっ!! と狼狽する。

あーんあーんと双子の大泣きが響く。

視線をはるかから外し、黙って考えているあきら。

「だって…」

「もう元には戻れない。」
恋は雨上がりのように30話 あきら

「なんでおめーらが泣くんだよっっ!!」と双子をなだめるために頭を撫でている翔太の手にポ、と水滴が落ちる。

あきらの言葉に、はるかが泣いていた。
恋は雨上がりのように30話 はるか

「はるか…」泣いているはるかを見上げる翔太。

「帰る!」はるかがあきらたちから離れていく。

おい! と呼び止めようとする翔太。

少し考えて、だ―――― もうッ!! と翔太は双子を両脇に抱える。
「あきらちゃん悪ィ! また…!」そのままはるかの元へ走っていく。

メガホンのスイッチが入る。

「さあ! まもなくお神輿が出発しますよ――――!」

わっしょい、わっしょいとお神輿を担ぐ掛け声と拍子の笛が響く。

祭りの喧噪の中、あきらはひとり寂しそうな表情でその場に立ち尽くしていた。

楽しかったはずの親友とその兄妹との夏祭り。

あきらとはるかの間にあった僅かな溝が決定的に広がってしまった。

あきらのケガを遠因に、二人の心は離れてしまうのか。

以上、恋は雨上がりのように30話のネタバレ感想と考察でした。

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