恋は雨上がりのように第62話のネタバレ感想と考察。いつものガーデン事務所に衝撃の一報。近藤が走る。

恋は雨上がりのように62話 近藤とみどり
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第62話
恋は雨上がりのように62話 近藤とみどり
ガーデンの事務所。休憩中のあきらが近藤の分までコーヒーを入れ、近藤が感謝して受け取る。その時、近藤の携帯に着信が入り、近藤は慌てて事務所を出て行く一報は勇斗が交通事故に遭ったというものだった。

第61話のおさらい

バイトの休憩中にきちんと勇斗の走る練習を見てあげているあきら。
恋は雨上がりのように61話 あきらと勇斗
学校の放課後のチャイムが鳴り、バス停であきらの目に入ったのははるかの姿だった。

練習はグラウンドの整備で中止だから翔太とクリスマスの買い物に行くために南高に行くというはるか。

「行く?」
恋は雨上がりのように61話 あきらとはるか
誘われたあきらは倉田みずきの顔を思い出し、しばらく考えた末に、行く、と答える。

南高のグラウンドで短距離のタイムを計っているみずき。

もう少しで自己新だと言われて水分を摂っていると少し離れた場所からグラウンドを見ているあきらに気づく。
恋は雨上がりのように61話 あきらとみずき
あきらとみずきの視線がぶつかり、しばらく時間が止まったように二人が見つめ合う。

みずきはあきらから陸上への関心を感じ取り、密かにぐっと拳を握る。
恋は雨上がりのように61話 みずき
もう一本走ることになったみずきはスタートの体勢に入ってもあきらの目が気になる。

スタートしてもあきらの視線を感じて集中し切れないみずき。
恋は雨上がりのように61話 みずきとあきら
ゴールして膝に手をついて息を弾ませているみずきを背に、あきらは合流したはるかと翔太と一緒にグラウンドを後にする。

タイムはさきほどよりも落ちてしまっている。
女性コーチに謝るみずき。

みずきは、グラウントを後にするあきらを見て、不意打ちなんてズルい、と頬を紅潮させる。
恋は雨上がりのように61話 みずき
まだ、バイト中に勇斗の走る練習を見てあげているあきら。

必死に走っている勇斗を見ながら物思いに耽っている。

61話の詳細は以下をクリックしてくださいね。

恋は雨上がりのように61話のネタバレ感想と考察。あきらからの不意打ちの見学にみ...
61話下校時、南高に行くというはるかに誘われ南高のグラウンドでみずきの練習を見学しているあきら。みずきは戸惑いつつも、あきらの陸上への関心を感じ取り、密かにぐ...


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第62話

勇斗が交通事故

ガーデンの入り口を掃除しているあきら。

箒を止めて、空を見上げる。
(雨、降りそう…)

ユイが店内から出てきて休憩をとるようにと伝える。

「おつかれさまです。」
あきらがトレイに二つコーヒーを載せて事務所に入る。
恋は雨上がりのように62話 近藤とあきら
振り向いて、おつかれ、と笑顔で返す近藤。
デスクに向き直って、もう一度あきらに振り返る。

あきらが近藤にトレイを差し出している。
恋は雨上がりのように62話 近藤とあきら
「あっ。ありがとう!」

「おっと…」
ソーサーにミルクが載っている方のカップをとろうとして気づく近藤。
「ミルクつきは橘さんのだったね。もう覚えたからね。」
ハハ、と笑う。
恋は雨上がりのように62話 あきら
テーブルにつくあきら。

いい感じ。あきらも会話が弾んで嬉しそう。

「うんうまい。」
近藤があきらを振り向いて笑顔で「ありがとう。」と礼を言う。

(……)
あきらは少し照れた様子でミルクの容器を開ける。

携帯が鳴り、近藤は電話に出る。

「え!?」

近藤の驚いた様子にあきらが近藤に視線を移す。

「どこの病院!? わかったすぐ行く!!」
恋は雨上がりのように62話 近藤とあきら
慌てて立ち上がり、カギカギ、と近藤は席を立つ。

「橘さん!」
あきらに向き直る近藤。
「俺ちょっと病院に…久保さんにそう伝えて!」
「後で連絡するっ!!」

え…とあっけにとられているあきら。

「……」
近藤は、少し青ざめた様子で沈黙する。
恋は雨上がりのように62話 近藤
「勇斗が…交通事故に…」

「病院から電話するから!」

慌てて駆け出す近藤に、店長、と声をかけるあきら。
「雨が降りそうなので…」
ロッカーを開けて折り畳み傘を取り出し振り向く。
「カサ…」
近藤に渡そうとすると既に車が発進した音が事務所内に聞こえてくる。

立ち尽くすあきら。
恋は雨上がりのように62話 あきら
「……」

近藤のデスクではコーヒーが湯気を立てている。

驚愕の展開。

慌てる近藤の様子が見る者の不安をかき立てる。

あきらの気遣いが近藤に思うように届かないのも見ていて結構悲しい。

しかしこのシーンで、マジであきらは良い女だなぁと思った(笑)。


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病院で再開する近藤とみどり

病院。

「軽いねんざ!?」
勇斗の座っているベッドに手をつき、へなへな、と崩れ落ちる近藤。
恋は雨上がりのように62話 近藤と勇斗
「よかった…」

深刻な展開はこのマンガのカラーに合わないから良かった。

まーーーーったくもう!! と近藤の言葉をかき消す大声が聞こえる。
勇斗の母、みどりが勇斗に向かって声を張り上げる。
「どんだけ心配したと思ってるの!! ちゃんとまわりを見て走りなさい!!」
その表情は心配で顔が強張っている。
恋は雨上がりのように62話 みどりと勇斗
「車とぶつかったって…」と問う近藤。

「自転車よ自転車!! 勇斗が急にとび出したらしいの!」
気をつけなさい! と強い剣幕で勇斗に説教するみどり。

「すみません…」
近藤達から少し離れた場所で涙を流している制服姿の女の子。
「もっと早くブレーキ踏んでたら…」
恋は雨上がりのように62話 女の子

「こちらこそすみません~~!!」
みどりが風のように女の子のそばに駆け寄り、勢いよく頭を下げる。

でも……、と言う女の子に、「あなたにケガがなくてよかったわ!!」と声をかけるみどり。

女の子が超かわいい。

みどりさん良い人だなぁ。こういうやり取りは見ていてほっとする。

「…お前、走ってたのか。」
近藤が勇斗に問いかける。

うん、と自信満々の笑みを浮かべる勇斗。
「ぼく最近すっごい足速くなった気がする!!」
ってかなった!! と笑う。

困った表情の近藤。
「だからってケガしちゃあつまらんだろ。気をつけなさい。」

「あと何日したら走っていーのかなーっ!」
笑顔で、歌うように言う勇斗。
恋は雨上がりのように62話 勇斗
それ以上注意も出来ず、困った表情を浮かべる近藤。

あきらの特訓の成果は確実に勇斗の走力を向上させていたようだ。

成長が実感できて勇斗がうれしいのはわかる。

「松葉杖用意しますのでもう少し待っててくださいねー。」
看護師が笑顔で声をかける。

ハイ、と返事をする近藤。

泣いている女の子の前で勇斗に、あなたも謝りなさい、と言うみどり。

病室の外で、近藤とみどりと女の子が改めて頭を下げ合う。

女の子が何ともなくてよかった。
自転車は大丈夫だったのかな?

近藤が窓の外で降り始めた雨を見つめている。
(雨…)

「久しぶりね。」
みどりが近藤の背後から声をかける。
恋は雨上がりのように62話 近藤とみどり
「大したことなくてよかったよ。」
ハハ、と笑う近藤。

「あ、あとこないだの勇斗の誕生日もありがとう。」
「どうしても仕事休めなくて…」

「あぁ、全然。君も忙しいだろ。」
近藤は笑顔を浮かべている。
「それに、」
窓の外を見る近藤。
「俺だって勇斗の親なんだからさ。」

少し近藤を見つめて、目を伏せるみどり。
「ありがとう。」

「じゃあ後は私だけで大丈夫だから。仕事戻って。」
笑顔のみどり。

「え、大丈夫か?」
大丈夫、と即答するみどりに、いつでもなんでも言ってくれよ、と言う近藤。

「わかってるって!」
笑顔で踵を返すみどり。
「あなたも元気そうでよかったわ。それじゃあ!」
恋は雨上がりのように62話 近藤とみどり
近藤からみどりが離れていく。

なんで別れたんだろう、というくらいハマってる二人だと感じた。

でもこの感じだと再びくっつくことは無いのかな、と思う。

なんかこの関係で安定しているように見える。


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空まわる近藤

ガーデン。

あきらはテーブルを拭く手を止めて、強く降る雨をじっと見つめている。
恋は雨上がりのように62話 あきら
右足の古傷が痛むのか、踵を上げている。

雨で傷が痛んでいる。

恋は雨上がりのように62話 あきら
事務所。

いつものサンドイッチを食べようとするあきらの耳に近藤の車の音が聞こえる。
「店長!」

事務所の扉を開けて近藤が入ってくる。
「あ……おさわがせしました…」
困ったような笑顔で、頭に手を当てている。

「勇斗くん大丈夫ですか?」
あきらはサンドイッチを食べようとする手を元に戻して近藤に問いかける。
「捻挫だって久保さんから聞きましたけど…」

「うん、軽い捻挫。」
困ったような笑顔を浮かべたままデスクに戻っていく近藤。
「とび出して自転車とぶつかったらしい。」

近藤をじっと見て、勇斗くん一緒じゃないんですか? と問うあきら。

デスクの前で立ったまま、近藤は少し沈黙している。
「うん…むこうの迎えが来てたから。」
メガネを外し、あ…とあきらに振り返る。

笑顔を浮かべる近藤。
「いやあ、でも本当、大したことなくてよかったよ!」
「あいつ最近走るのにハマってるみたいで危なっかしいったら…」
ハハ…と笑う。
恋は雨上がりのように62話 近藤

勇斗に走るのを教えているあきらは近藤の言葉に、えっ、と驚く。
恋は雨上がりのように62話 あきら

そのあきらの反応に、え? と反応してから、あ! と気づく近藤。
「ちがうちがう! 橘さんに走りを習ってるのはカンケーなくて!!」
慌てて今の自分の発言をフォローする。
「いや、走るの好きになったのはカンケーあるけど…その…」
恋は雨上がりのように62話 近藤

「いつになったら走れるのかなーとか言うくらい元気だし、全然大丈夫!! ごめん!!」
必死であきらに言い訳する近藤。

「……」
あきらは黙って近藤を見ている。

近藤が空まわっている気持ちは何となくわかる。

交通事故に遭ったというショックから、勇斗の容態が大したことがないと知った安堵感の落差は人の心を十二分に弛緩させる。
さらに勇斗についててやれないことを心配されて、そんなのは大したことではないというアピールが過ぎたとでも言おうか。

色々な感情が綯い交ぜになっている状況での発言だということが分かるから、自分にはとても近藤を責められませんわ。

デスクに向き直った近藤。
(なんか今日 俺 空まわってんな…)

じっと近藤の後ろ姿を見つめているあきら。
デスクに手をついている近くの、もうとっくに冷めているコーヒーカップに気づく。
恋は雨上がりのように62話 近藤

「……」
近藤はデスクに手をついて黙って立っている。
そのすぐ横まで来て、あきらは冷めたコーヒーを回収する。

「コーヒー冷めちゃったんで入れ直しますね。」
近藤の隣から踵を返すあきら。
恋は雨上がりのように62話 近藤とあきら
顔だけ振り向いてあきらの背中を見ている近藤。

外の雨はやむことなく降り注いでいた。

勇斗についててやれない近藤の何とも寂しそうな背中。

淡々と気遣うあきら。

こういうの見ると、二人の関係は徐々に近づいているのかなと思う。

以上、恋は雨上がりのように 第62話 ネタバレ感想と考察でした。

次回、63話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。

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