恋は雨上がりのように61話のネタバレ感想と考察。あきらからの不意打ちの見学にみずきが戸惑う。

恋は雨上がりのように61話 みずき
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61話
恋は雨上がりのように61話 あきらとはるか
下校時、南高に行くというはるかに誘われ南高のグラウンドでみずきの練習を見学しているあきら。みずきは戸惑いつつも、あきらの陸上への関心を感じ取り、密かにぐっと拳を握るのだった。

60話のあらすじをおさらい

近藤のために編んでいるマフラーが完成に近づき、自分で鏡の前で巻いてみるあきら。

ガーデンに出勤すると、近藤から不自然に避けられている事に気づく。
恋は雨上がりのように60話 近藤
近藤に避けられていることが面白くないあきら。

再びガーデンに出勤したあきらの目に飛び込んできたのは近藤の見慣れないマフラー姿だった。
恋は雨上がりのように60話 あきらと近藤
じっと見て、あの、それ、とあきらがかろうじて問うと、近藤は安かったから買ったのだという。

あきらは衝撃のあまりその場に立ち尽くす。
恋は雨上がりのように60話 あきら
沈んだ表情でフロアに立っているあきらを近藤が心配そうに見る。

そんな近藤と目が合った瞬間、あきらはまた近藤に目を逸らされてしまう。
恋は雨上がりのように60話 近藤
バイトを終えて、事務所に戻ったあきらからまた近藤は避けようとイスから立ち上がったところで電話が鳴る。

電話に出て、話しながらあきらの様子をチラ見するとあきらは近藤を睨んでいる。

電話を終えるとあきらが真正面から、最近、あたしのこと避けてますよね、と近藤を問い詰める。

狼狽して言い訳を捜す店長に、ヘコむ、と正直に伝えるあきら。
恋は雨上がりのように60話 あきら
近藤は何とか言い訳を探そうとするが、俺にも色々あって、という言い訳にもならない言葉が出てしまう。

それを聞いてあきらは、わかりました、と表情を和らげる。

あきらが元気の無かった様子の原因はそれか、と問う近藤に、あきらは近藤の傍らのマフラーを見て、あたしにも色々あります、と近藤を見据える。
恋は雨上がりのように60話 あきら

60話の詳細は以下をクリックしてくださいね。

恋は雨上がりのように60話のネタバレ感想と考察。
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61話

はるかから、倉田みずきの通う南高に誘われるあきら

ガーデンの事務所にて。

畳んだパイプ椅子を持っているあきら。

今日もかけっこ教室? と勇斗に声をかけるユイに勇斗が、そう! と笑顔で答える。

事務所の外。

腕は思いっきり振っていい、そしたら脚も動く、と身振りを加えながら勇斗に教えるあきら。
恋は雨上がりのように61話 あきらと勇斗
勇斗は真剣な表情で首を縦に振り、ん、と返事をする。

あきらは事務所の扉の前でパイプ椅子に腰かける。

「こんなカンジー?」

少し離れたところであきらを見ながら腕を振り、脚を上げる勇斗。

あきらは笑顔でこくん、とうなづく。

良い指導してるんじゃないだろうか。

今後勇斗がどのくらい速くなってあきらに喜びの報告をしてくれるか楽しみ。

そうなったら近藤としては何かしらあきらにお礼したくなるし。

というかそれ望むところだろうし(笑)。

学校のチャイムが鳴る。

教室で、居残り組の友達3人組があきらをバイバーイとあきらを見送る。

がんばってね、と教室を出て、スマホ片手にバス停に向かうあきら。

バス停でスマホを見ているはるかの姿を発見する。

「あ。」
はるかがあきらに気づく。
恋は雨上がりのように61話 あきらとはるか
「……部活は?」

はるかのすぐそばまで近づいたあきらがはるかに問いかける。

はるかは、グラウンド整備で休みと笑顔で答える。

「もうじきクリスマスだし、翔太とこれからチビたちのプレゼント探しするの。」

翔ちゃんとどこで待ち合わせしてるの? というあきらの問いにあきらから視線を外し、一言、南高と答えるはるか。
恋は雨上がりのように61話 はるか
南高と聞き、あきらはみずきを思い出す。

すぐにみずきを連想するあたり、やはりあきらは同じアキレス腱のケガを乗り越えたみずきのことをすごく気にしているんだな。

陸上復帰も近いか……?

相変わらずあきらから視線を外しているはるかの横顔を、あきらは見ている。

「行く?」
恋は雨上がりのように61話 あきらとはるか
道路を見たままのはるかにあきらは、え…? と問いかける。

「あきらも一緒に南高行く?」

正面を向いたままのはるかの横顔をじっと見ているあきら。

二人の間に流れるしばしの沈黙のあと。

「行く。」

あきらが答える。

これまでのあきらであれば絶対に行くことはなかっただろう。

それだけ、みずきの存在はあきらに鮮やかな印象を残しているようだ。

そしてはるかもそれをしっかりと感じ取っている。

はるかがあきらからずっと視線を逸らせているのは、みずきの存在があきらの陸上部復帰への一歩となってくれるという思惑を無意識のうちに隠そうとしているゆえにも思える。


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不意打ち

タンッ、とゴールラインを踏んだみずきに自己新まで0.2秒だよ、と女性コーチがみずきにペットボトルを渡す。

笑顔でお礼を言い、ペットボトルを受け取るみずき。

ペットボトルをくっ、と傾けていると、みずきは遠くに何かを見つける。

そこには、コートのポケットに両手を入れて、フェンスの前に立って自分のことをじっと見ているあきらがいる。
恋は雨上がりのように61話 あきらとみずき
あきらは真っ直ぐみずきを見つめている。
恋は雨上がりのように61話 あきら
みずきはあきらを見ながら、口中に含んでいた飲料をゴク、を飲み込む。

お互いの目線がぶつかりあい、まるで時間が止まったようにその場に停止している二人。

「……」

あきらと目を合わせたまま、みずきは左手をぐっと握る。
恋は雨上がりのように61話 みずき

思わぬ見学者。

憧れの競技者であるあきらの存在に思わず止まってしまうのも無理はない。

思わずぐっと手を握ったのは、あきらの陸上への想いを感じ取れたがゆえだろう。

あきらがひょっとしたら陸上復帰するかもしれない、という希望を見出せたことの喜びが垣間見える仕草で読み手まで嬉しくなる。

「倉田! もう一本行こ!」
女性コーチがみずきに近寄りながら声をかける。

え…、と女性コーチに視線を移したみずきに、自己新だそう! と発破をかける女性コーチ。

あ…ハイ、と返事をして、みずきがスタートラインでクラウチングスタートの姿勢をとる。

視線を伏せ、集中するみずき。

しかしみずきは、一瞬あきらの方を見て、再び視線を伏せる

「よ―――――い!」

女性コーチが右手を上げる。左手は口元に笛を持っていこうとしている。

ピッ、という笛の音と共に飛び出したみずきは、あきらの視線を感じながら必死に走る。
恋は雨上がりのように61話 みずきとあきら
走っている最中、どうしてもあきらの視線が気になるみずき。

ゴールラインにいた女性がストップウォッチが押す。

みずきは、明らかにあきらを意識し過ぎて集中力を欠いている。

憧れの人が何の前触れもなく学校を訪れ、自分の走る姿をじっと見ている。

うまく集中出来ないのはしょうがない部分もあるだろう。


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ゴールしたのを確認したあきらは振り向く。
そこにははるかと翔太がいる。

「おまたせ。」

「あきらちゃんち――――す。」

笑顔を浮かべるあきら。

あきらとはるかが笑顔で会話しながらグラウンドから遠ざかっていく。
恋は雨上がりのように61話 あきらとはるか
みずきは膝に手をついて、弾む呼吸を整えている。

「倉田ァ――――。」
女性コーチが眉を八の字にしている。
「どーした~? 自己新どころかさっきよりだいぶ遅いぞ。」

すみません…! と上体を起こし、息を弾ませたまま謝るみずき。
恋は雨上がりのように61話 みずき
みずきはグラウンドから遠ざかっていくあきら達を見ている。

(不意打ちなんてズルイわ…)
みずきは頬を染めて、顔の汗を拭っている。
恋は雨上がりのように61話 みずき

やはりタイムが落ちてしまっているみずき。

緊張と動揺がこの結果を生んだのだろう。

ラストのみずきがかわいいなぁ。

みずきのあきらへの憧れはすでにクラスメートに知られているくらい明らかな感情だという描写があった。

タイムは落ちてしまったけど、あきらの陸上への関心を呼び起せていたことを知って、あきらの思わぬ訪問はみずきにとって良かったのではないか。

ガーデン。

あきらは、事務所の外に出したパイプ椅子に腰かけて、自分の膝の上に前のめりに頬杖をついて勇斗の走る練習を見ている。
恋は雨上がりのように61話 あきら

一生懸命走っている勇斗を、じっと見つめているあきら。

ラスト、勇斗を見つめるあきらの後姿は、自身の陸上復帰を思い描いているように見える。

あきらは既に2年。クリスマスということは12月だから、3年の最後の大会まではあと半年と少しくらいだろうか。

これは、今からリハビリをやってなんとか間に合うかどうかではないだろうか。

ラストの後姿はそういう諸々まで考えているのだと思いたい。

近藤との恋愛もいいけど、ここまで来たらあきらの陸上に対するもやもやとしたものをふっ飛ばしてほしいわ。

以上、恋は雨上がりのように第61話ネタバレ感想でした。

次回、62話に続きます。詳細は以下をクリックしてくださいね。

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第62話ガーデンの事務所。休憩中のあきらが近藤の分までコーヒーを入れ、近藤が感謝して受け取る。その時、近藤の携帯に着信が入り、近藤は慌てて事務所を出て行く一報...

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