恋は雨上がりのようにアニメ第8話静雨の感想(ネタバレ含む)と考察。様々なエピソードを組み合わせて構成。

恋は雨上がりのようにアニメ第8話 はるかと山本
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第8話視聴完了。

 

収録内容は第21話、第55話、27話~第29話まで。

 

スルーされていたかと思った、ガーデン事務所での近藤による羅生門の講義や、吉澤の前髪を切るイベントが回収されている。

 

あと、結構先の第55話のサッカー部の山本とはるかの会話が組み込まれている。

 

時系列の違うエピソードをパズルのように組み合わせているけど、違和感無し。

 

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アニメ第8話 静雨

原作第27話の内容

冒頭、店長から前髪が長い事を注意された吉澤が、休憩中のあきらとユイの前で元気の無い様子でテーブルに伏す。

 

ここで働けなくなるかも、と言う吉澤に、髪を切ってあげようか、と申し出るユイ。

 

ユイの申し出に吉澤は喜び、テンションを上げて事務所から出て行く。

 

残されたユイは、あきらに吉澤とちょっとずつでいいから仲良くなりたいのだと告白する。
髪を切ると申し出たのは吉澤と仲良くなるきっかけが欲しかったから、と言うユイがいじらしい。

 

原作だとユイは吉澤の事を元々タイプだったのに加えて、既に行っていた散髪に関して、その出来を喜んでくれた初めての人だから好きになったのだとあきらに告白する。

 

アニメでは前髪を切らなかったから吉澤とユイの話はやらないのかなと思ったけど、まさかこの恋の結末を最後までやるのか……?

恋は雨上がりのようにアニメ第8話 あきら

それだとかなり飛ばす事になるし、ちょっと心配かも……。
ぜひ、決着はつけない方向でお願いしたいところなんだが……。
もし決着がつくとしたら、それは、2期に望みを繋げなくなってしまうということだ……。

 


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あきらが帰宅しようと事務所を出ると、外ではユイが吉澤の散髪をしている。

 

その際、ユイは吉澤の好きな色を聞き出している。
吉澤は原作通り、好きな色は黄色だと答える。
柴犬、みかんも好きだと言い、ユイからそれも黄色だと突っ込まれる吉澤。
二人の幸せな空間が展開する。

 

これは、マフラーいっちゃうのかな?

 

やはり、決着はつく方向だと覚悟した方が良さそうだ。

 

ただ、原作と同じ結果になるとは限らない。
原作通りだとあまりに悲しいから、アニメでは変えてくれても……。

 

近藤からとった自分たちは友達という言質を元に、あきらが近藤からメールアドレスを聞き出すのは原作通り。
近藤の連絡先を登録した喜びにあきらはその場ステップする。

 

原作のように、水たまりを飛び越える事は無い。

 

そういえば、アニメではあきらはユイからお揃いのアンクレットはもらっていないな。

 
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原作第55話の内容

山本がグラウンドではるかに話しかける流れは同じだけど、本来図書室で交わされる会話がグラウンドで行われる。

恋は雨上がりのようにアニメ第8話 はるかと山本

原作通り、山本からあきらについて問われ、あきらを狙っていると感じたはるかは山本から去ろうとする。

 

はるかを追いかけようとする山本。
しかし、膝を痛めている為に、山本は痛そうな声を上げてその場に立ち止まってしまう。

 

そんな山本にはるかが大丈夫かと声をかけ、原作では図書室で交わされる会話が行われるという流れ。

恋は雨上がりのようにアニメ第8話 山本

その後の会話の流れは原作通り。

 

しかし、山本が何故はるかに話しかけたのかについては今のところアニメでは明かされない。

恋は雨上がりのようにアニメ第8話 はるか

原作では第55話の作中、ラストでそれがしっかりと分かる。

 

これは、後の回に持ち越しかな?

 
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原作第21話の内容

現国の補習で羅生門の問いについて考えるあきら。

 

21話は、あきらの取り組んでいる補習の題材が羅生門であることを知り、興味を示した近藤が羅生門について簡単な講義をするエピソードだ。

恋は雨上がりのようにアニメ第8話 あきらと近藤

基本的には21話の流れそのままだけど、アニメオリジナルの追加講釈がある。

 

近藤から、羅生門の話が含みを持たせたまま終わると聞き、続きは無いのかと問うあきら。

 

そんなあきらの問いに、今までそんなことは考えたことは無かったと近藤は笑う。

 

近藤は、芥川が結びの一文を何度か書き直していると言い、芥川が羅生門の結末を”下人が雨の中を飛び出して町に強盗に向かう”というラストに書き直した際は、”芥川の心の内に前の文章を書いていた時よりも盗人になる勇気が湧いていた状態だったのだろう”という持論を披露する。

 

そして、店長だったらどうしますか、という原作通りの流れであきらは近藤に問う。

 

原作では、”小さく生きていく癖がついちゃっているから波風はできるだけ立てたくない”と言ったあと、”それにこんな生きるか死ぬかみたいな究極の二択は人生にそうない…”と誤魔化すように笑う。

 

しかしアニメではそうはならず、近藤は真剣に考え、答える。

 

”俺が下人だったら門の下で雨が止むのをずっと待ってると思う。”

 

”もしかしたら、雨が止んでもずっとその場から動けずにいるかもしれない。”

 

そして近藤は、”橘さんだったらどうする?”とあきらに問い返す。

 

”あたしだったら……”と言った後、何と答えたものか分からず黙ってしまうあきらに、はっはっは、ごめん、と近藤は笑いかける。

 

そして、ちょっと難しいよね、と優しくフォローし、これこそほんとの悪問だ、と先ほど自分がプリントの問いを評した言葉で自分にツッコミを入れる。

 

大人過ぎる。原作よりもかっこいい……(笑)。

 

元々、アニメ1話から、近藤のだらしない、カッコ悪い、ある意味リアルな一面は省かれる事が多かった。
その路線が今回の近藤に繋がっていると考えれば一貫性はあると思う。

 

そして、国語の教科書をめくっていく近藤が、あきらと近藤の相合傘のラクガキを発見して原作通りの流れに戻る。

 

近藤のあきらへ語りは、あきらに近藤の文学への愛をより感じさせる演出になっているのではないだろうか。
あと、前回、近藤の部屋であった出来事の後だっただけに、二人の雰囲気、距離感が原作とは違ってて当然なのかもしれない。

 

原作第21話ラストのコマはあきらの感想で終わるが、その感想にアニメオリジナルの一行がプラスされている。

 

アニメ第8話のラストを飾るカットなので、後ほど書いていきたい。

 
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原作第29話の内容

原作28話、あきらが父方の実家である三笠家に行く話は削られた模様。

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原作29話の前半の話はアニメ第8話の時点では省略されている。

 

仕事中、あきらがサンドイッチを食べるところからスタート。

 

駅のホームでお祭りのポスター見て、あきらがはるかを誘う。

 

祭りの当日、待ち合わせに浴衣を来たはるかが現れ、あきらがその手を引く。

 

この続きは次回、アニメ第9話。

 
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ラスト、あきらの感想に追加された一文

アニメ第8話ラスト、職員室の楠先生のデスク上のプリントがクローズアップされる。

 

楠先生に補習のプリントを提出する際、あきらは原作通りの感想にプラスして、”続きが読みたいとも思いました”という近藤の笑いと感心を誘った一文を付け加えているのが分かる瞬間だ。

 

自分は、恋は雨上がりのようにの原作があと2話で終了することもあり、このあきらの追加の一文にどこか暗示的な印象を受けてしまった。

恋は雨上がりのようにアニメ第8話 プリント

原作が残り2話でキレイに終わると信じたいが、全てがきちんと読者の満足のいく形で回収されて終わる事はちょっと考え辛い。
仮に回収したとしても、それが早足だと何とも言えないわけで……。

 

アニメオリジナルの一文である”続きが読みたいとも思いました”というのは、実は読者の心境を代弁していると思う。

 

それに、アニメだって2期があれば、ボリューム的に残り全部の話がちょうどアニメ化出来る。
2期制作が今年中に発表されたりしないかな。

でも、ユイと吉澤の話を取り上げるということは、時間をかなり進めていくということだろう。

それに、原作6巻以降はどうしてもヤマ場が少なく、進行が落ち着いている印象は否めないのでやはり2期は難しいんだろうな……。

 

次回

来週は前半があきらとはるかの衝突、後半で近藤とちひろの再会だろう。
そして、一時は離れたとしても、決して消えない友情がある事を近藤があきらに自身の体験を元に語る。

まず第一に、ちひろがどういう仕上がりになっているのかが楽しみ。

好きなキャラなんだよなぁ。

 

あと、近藤があきらに語るシーンの雰囲気は最高だと思う。

好きなシーンが続きて嬉しい反面、残り4話と着々と終了に向かっているのが寂しい……。

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