恋は雨上がりのようにアニメ第1話雨音の感想(ネタバレ含む)と考察。動きまくるキャラ達。美しい絵。これが1クール見られる喜び。

恋は雨上がりのようにアニメ第1話 あきら
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ついに始まった恋は雨上がりのようにのアニメ!

恋は雨上がりのようにアニメ第1話 あきら

画面狭しと動きまくってたなぁ~。

事前のPVでも分かってたけど、きれいな絵で原作の雰囲気が良く再現できていると思った。

原作キャラの魅力が存分に出ていて嬉しい。

アニメ第1話なので主に原作第1話、そして続く第2話、第3話まで。
そして、それにプラスして第4話の一部と第8話一部も入っていた。

これだけ詰め込んでも全然違和感が無いあたり、色々練っているんだろうな、というのがうかがえる構成になっているように思う。

削られたシーンはどうしても出て来るけどそれは仕方ない。
むしろアニメ視聴から入った人は原作を読む楽しみが増えるし、原作組はアニメを見てあれこれ考える楽しみが増えると思ったらよいと思う。

恋は雨上がりのようにアニメ第1話 ムキ彦

以下ではアニメの内容と原作の内容を比べて気付いた点を適当に書いていこうと思う。
あとはオープニングとエンディングの簡単な感想も。


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アニメ第1話 雨音

原作第1話の内容

あきらがバス停まで走って足の痛みに顔を歪めるシーンが無い。
ただ、陸上部の掛け声に感化されたのか、少し走って足の様子を確認している。

まだ第1話は、あくまであきらが近藤が好きであることを視聴者に教え込むための回だと思った。
アニメが初めての人には、あきらは陸上部に所属している、でもなぜか練習には参加せずにバイトしている、という違和感があるかもしれない。

恋は雨上がりのようにアニメ第1話 あきらと近藤

陸上から離れているという点はまだそこまで強調されていない印象。

ロングショットなので表情は分からないけど少し小走りしただけなので痛めてはいないだろう。
今後、物語の筋書き上、どうしてもあきらが走る場面が出て来る。
このペースだと第2話だろうな。

あきらのスピードがどう表現されるか今から楽しみだ。

あきらの自分を睨みつけるような視線(本当は好きだから凝視している)を受けて、まるでゴミでも見るような…、と思った近藤の悲しい心の内の声も無い。

おそらく、近藤のダメ中年感をマイルドにしようとしているんだろう。
中年男性らしい、生々しい弱点は無くしているように思える。

恋は雨上がりのようにアニメ第1話 加瀬

あるいは尺の関係で削った可能性も十分ある。
何しろ第1話~第3話+第8話の一部なので制作する人たちはシーンの取捨選択に関してかなり頭を悩ませたのではないか。

10円ハゲ無し、変な卑屈さも無しというのはトータルで魅力がアップしてるかな。
アニメ初視聴組にはむしろそれが良いかもしれない。
それらを持ち合わせた原作の近藤さんも好きだけどね。

とりあえず、近藤さんには良かったねと言いたい。
アニメではもう少し格好良い描写が期待できそうだよ、と(笑)。

ユイの店長に対する態度も少しマイルドだ。

恋は雨上がりのようにアニメ第1話 あきら、ユイ、久保

客に叱られている近藤を見て情けない、とため息をつく久保に、本来ならあきらが「でもしょうがなくないですか」と近藤をフォローするのだが、その役目がユイになっている。

あと、近藤のことをクサイと言うのは原作通りだが、ユイがあきらに「絶対聞かれたよね!?」と泣きつくシーンも欲しかったなぁ~(笑)。
その後のあきらに対して開き直って泣きつくシーンも面白いんだ。

ユイの面白い面が視聴者に知れ渡る格好のシーンだと思うけど、まだ他にもそういう場面はたくさんあるから良し。

ちなみに前述の通り、第1話~第3話+8話の一部分で尺はかなりタイトだ。
しかし削ってある数多くのシーンが散見される中で、なんとはるかとあきらとの場面が新しく足されてる!

恋は雨上がりのようにアニメ第1話 あきらとはるか

アニメでははるか好きが小躍りするシーンが増えると期待して良いかもしれない!?

 


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原作第2話の内容

冒頭、歯を磨きながら、まだいけるか、と前日に履いた靴下を嗅ぐ近藤のひどい姿は無し。
あれは正直、男でも引くからなぁ(笑)。

久保にコーピーを頼むけど色よい返事がもらえないという可哀想なシーンも無し。

尺的にどこを削るか、としたときに、比較的重要性が低く、キャラの一貫性を保つための処置なんだと思う。

近藤の冴えない中年男性としてのレベル(低いほど良いw)は原作よりも低く設定してあるのだろう。

恋は雨上がりのようにアニメ第1話 近藤

原作第3話の内容

まず個人的には、思ったより勇斗の笛が店内に響いてて笑った。
確かに笛ってすごい音出るもんなぁ。
そりゃ近藤も怒るわ。

原作3話の内容で一番の山場はあきらが、椅子にかけてあった近藤のワイシャツの匂いを嗅いでいるところを近藤に目撃されてしまうところだが、そこで回想が入る。

具体的には、第8話のあきらが店長に出会いの回想が挿し込まれる。

恋は雨上がりのようにアニメ第1話 あきら

第8話、足を怪我して行くところも無く街を彷徨い、雨やどりのために何気なく入ったガーデンでの近藤との出会い、そして雨がやむところまで。

近藤との出会い、そして雨がやんで店を出た後の外の雨上がりの様子も非常に良いシーンだ。

原作ではちょっとギャグチックに描かれているシーンだけど、アニメだと近藤との出会いを思い出しながら嗅いでいるので思いのほか恋愛面が強調されている。
良いシーンだと思う。

恋は雨上がりのようにアニメ第1話 あきら

何故、女子高生のあきらが冴えない中年男性である近藤を好きになったのか、という理由を視聴者に提示しているという意味では最も重要かもしれない。

恋は雨上がりのようにアニメ第1話 あきらと近藤

原作では第8話になるまでその理由らしい理由は読者に提示されない。
それもまた読者に色々想像させて良いのだが、アニメでは、現実味の無いと言える女子高生が中年男性を追いかけるという設定に一定の説得力を持たせるのを選択したのかもしれないと思った。

近藤のシャツを嗅いでいるあきらを見つけた近藤の場をギャグで済ませよう必死に繰り出した一言である「それクサイだろ」が無かったのは良いような悪いような……(笑)。

あれは男にとっては悲しいけど、嗅いでいたあきらが必死に否定するというあべこべなシーンになっていたから面白かった。

理由は前述の通り、尺の為に近藤の冴えない中年男性レベルを下げてあるからだろう。
変にギャグを入れない事で雰囲気を邪魔しないという効果もあると思う。


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削られているシーンがあるとは感じさせない構成

原作を読んで初めて「あ、これ無いんだ」と思うくらいに違和感は無い。

削られたシーンは話の筋に何の影響も無いのでOK。

 

その代わりに、第1話のはるかとあきらのシーンなどオリジナルが散らばめられていると嬉しいなぁ。

オープニングもエンディングも最高

かわいい、動きまくりのオープニング

明るくポップな曲調に合わせた楽しい映像。良いね~。

曲は、CHiCO with HoneyWorksによる「ノスタルジックレインフォール」。

恋は雨上がりのようにアニメ第1話 あきら

曲に合わせて踊りまくるあきらと近藤を何度も見てしまう……。

特にあきらが可愛すぎるよ。

恋は雨上がりのようにアニメ第1話 あきら

こんなにお洒落させてもらって……。

恋は雨上がりのようにに限らず、最近のアニメ曲は割とアニメの内容をきちんと表現した曲になっていてうれしいね。

恋は雨上がりのようにアニメ第1話 あきらと近藤

一時期は、ミュージシャンのプロモーションとなり果てていたし……。

あとでもう一回見よ……。


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しっとりとシンプルに幕を閉じるエンディング

曲が至高。歌声が最高。

Aimerさんの「Ref:rain」。

恋は雨上がりのようには基本的には楽しいトーンで物語が描かれるが、それだけに、とても真剣なシーンが読者に強い印象を残す。

この曲はそんな雰囲気を表現するのにぴったりだと思った。

映像に関しても、雨がひたすら陸上のトラックに降り注ぎ、徐々に晴れていく。

恋は雨上がりのようにアニメ第1話 エンディング
雨はいつしかやみ、地面に溜まった雨は蒸発。眩いばかりの陽光がトラックを照らしていく。

光の表現が美しい。

恋は雨上がりのようにアニメ第1話 エンディング

この作品では雨が舞台装置としてだけではなく、キャラの心情を表現する大切な要素になっている。

あきらの切ない恋模様を表現するエンディングだと思った。

恋は雨上がりのようにアニメ第1話 エンディング

第2話 青葉雨に続く

次回は第4話からか。

このペースだと、第3話で一つ盛り上がりが出来るなぁ。

楽しみ。

原作第1巻。
アニメ第1話と第2話、ひょっとしたら第3話も入ってくるかも。

第2話の感想は以下をクリック。

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