恋は雨上がりのように32話のネタバレ感想と考察。はるかとの関係が悪化したあきらが満月に願うのは……。

恋は雨上がりのように32話 近藤とあきら
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第32話
恋は雨上がりのように32話 近藤とあきら

夏祭り以来、あきらとはるかに決定的な亀裂が生じてしまった。学校で、あきらを見かけたはるかは声もかけずに走り去っていってしまう。元気がないあきらの様子を見て気になった近藤何があったのか問い質す。

前回31話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。

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あきらとはるかの関係に溝

登校中のあきら。

「あきら――――!」

あきらは自分を呼ぶ声に振り返る。

クラスメートの友達3人組に挨拶する。

足を止めて会話しているとあきらがこちらの向かってくるはるかに気づく。
恋は雨上がりのように32話 あきら

恋は雨上がりのように32話 はるか

(声かけるなって、何も聞くなって、あきらがそーいう空気だしてるんじゃん!!)

「……」はるかはあきらから目を逸らし、あきら達の前を走り去っていく。
恋は雨上がりのように32話 あきらとはるか

「なんやキャンの奴。あんな急いで」

「トイレでね?」

友達は不思議そうにしているが、あきらは走り去るはるかの背中をただ見つめている。

バッグにかかるはるかからもらったキーホルダーがチャリ、と音を立てる。

伏し目になって寂しそうな表情になっているあきらに友達がチャイムが鳴る、と急ぐことを促す。

以前よりももっとわかりやすく関係に溝が生じてしまった。悲しい。

場面転換。ガーデン。

オーダーを読み上げた近藤がよろしく、とキッチンから離れようとすると元気なく立っているあきらに目が留まる。
恋は雨上がりのように32話 近藤

恋は雨上がりのように32話 あきら

(橘さん、なんだか元気ない…?)
恋は雨上がりのように32話 近藤とあきら

(西田さん休みだからかな。)ユイがいないことが理由だと判断し、近藤はその場を立ち去る。

近藤が知らず知らずのうちにあきのことを気にかけている。

この場合は店長として気にかけているのかもしれない。


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悩み

夜。

近藤は、事務所の外で煙草を吸っている。

近藤は、ちひろとの再会の日に食べた味噌でんがくを思い出す。
恋は雨上がりのように32話 近藤

幸せそうな顔をしている近藤の横で扉が開き、ゴミを捨てにあきらが出てくる。

「あ、お疲れ様です。」

「お疲れさん。手伝おうか?」笑顔であきらに問いかける近藤に、あきらはいえ、大丈夫ですと言ってゴミを捨てにいく。

ガサガサ音をさせてゴミを捨てに行ったあきらが事務所に戻ろうと近藤の前を通ったその時。

「なんだか今日元気ないように見えるけど…」
ハハ…を笑う近藤。
「なんかあったの?」

目を伏せるあきら。

「友達と…ケンカしちゃって…」

「え。」

「ずっと一緒に部活やってきたんですけど…あたしが部に行かなくなってなんか気まずくなって…それで…」
あきらが訥々と話す。

(部活…)

「もう、仲直りできないかもしれません。」下を見たままあきらが話す。

(あぁ…)近藤があきらの足首を見て心の中で状況をなんとなく理解する。

断片だけど情報は知っている。

あきらを見ている近藤。一瞬の沈黙。

「俺も…」

「橘さ~~ん」

「あっ、」

近藤が話そうとした瞬間、店内からあきらを呼ぶ声がして反応するあきら。

「すみません、戻ります。」あきらが事務所の中に戻っていく。

「あ…うん。」と近藤が答える。

煙草をひと吸いして、ん? と近藤はふと空を見上げる。

「あれ…今夜って…」

バイトを終え、制服に着替えたあきらをいらずらっぽい笑顔を浮かべた近藤が、橘さん、ちょっと、と手招きして外に呼ぶ。

お疲れ様です、と事務所の外に出るあきらにおつかれと返事する近藤。

あきらは頬を染めて近藤の顔を見ている。

そんなあきらに向けて空を指さす笑顔の近藤。
恋は雨上がりのように32話 近藤

なんだろう、と近藤の指さした空を見上げる。

スーパームーン

そこには雲一つない空に浮かぶ満月。

いつの間にか、なんかいい感じの関係に。

「満月!」

「そう、しかも今夜はスーパームーン!」近藤が笑顔で答える。

スーパームーン? と問うあきらに近藤は通常の満月より大きく輝いてみえるんだよと答える。

「願い事を叶えてくれるっていうジンクスもあるらしい。」
恋は雨上がりのように32話 近藤とあきら
あきらは満月を見上げながら、願い事…とつぶやく。

俺もさ、と切り出す近藤の言葉にあきらが近藤を見る。

近藤は、学生の時に同じサークルで仲の良いヤツがいたけど、ケンカしたわけじゃないけど気まずくなって疎遠になった、と話す。

その人とはどうなったんですか? と先を促すあきら。

一瞬の間のあと、こないだ会った。10年ぶりに、と近藤は口元に笑みを浮かべて答える。

「楽しかった…」

「そう思えたのは自分たちが大人になったからだと俺は思ったんだけど、」

「帰り際、ヤツが『俺たちは大人じゃない。同級生だ』って言ったんだ。」

あきらは空を見上げている近藤の顔を見つめてじっと聞いている。
恋は雨上がりのように32話 近藤とあきら
何が言いたいかっていうとねっっっ! と、近藤が首の後ろに手を当てて笑う。

「たとえ今、橘さんとその友達の心が離れてしまっているとしても、きっと一緒に過ごしたかけがえのない時間があったと思う。」
近藤は自分の右手を見つめている。
「それはどんなに時が経っても、決して消えてなくなったりしないよ。橘さんにとっても、その友達にとってもね。」

あきらを見て近藤が微笑む。
恋は雨上がりのように32話 近藤

あきらは空の満月に向けて、胸の前で手を組んでお祈りのしぐさをするのだった。

なんかとても大人な近藤。

いい雰囲気の話だった。

あきらからいろいろなものをもらってるから返したいという気持ちがあるのかも。

以上、恋は雨上がりのように32話のネタバレ感想と考察でした。

次回33話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。

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